この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
shigure**
第3章 春時雨 ★
車へ戻ると保科さんは両手を膝の上にちょこんと乗せて俯いていた。

思えば、家族以外の女性を車に乗せるなんて久しぶりだ。

おでこにミルクティーをコツンと当てると、嬉しそうにそれを受け取った。

一瞬見せた柔らかな笑顔と、フワリと香る男のものとは違うシャンプーの香りが俺をくすぐった。


その時、大学3年の時を最後に疎遠になっていた感情が、どこかから音もなく湧き出てきた気がした。


ーー…わかっている。

俺は教師だ。

そんな迂闊なことをしてはいけない。

況してや相手はまだ17歳の高校生だぞ。

そう自分に言い聞かせて理性を保った俺は車を出した。



-春時雨 天多先生side end-
/42ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ