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嫌いじゃなかったの!?
第4章 3ページ目。



ここ最近真嶋さんに対してのこの気持ちはなんだろうか


目を見て話してもらえると嬉しくてたまらないし、姿を目で追ってしまうこともあった


衝動的にその気持ちを抑えようとしても溢れてしまう


今日のことだって、いろいろ考えてしまって眠れなかった


今まで余裕のある男だと自負していたのに、


これではまるで思春期の男子のようだ



お茶を買ってからそうこう考えているうちに5分経ってしまった


何もなかったように、いつもの自分を演じて行こう


そう意気込んで俺は元来た道を戻る


人混みの中で「待ち合わせ」と書かれた柱を見つける


時間がかかってしまったことを謝らなくては、と、早足で歩を進め柱のそばまで来た時、


そこにいるはずの真嶋さんはいなかった



いや、見えなかったのだ



そこには若い、スーツをきた3人の男たちが柱のそばにいる「誰か」を囲むようにしていた


周りを見渡しても真嶋さんはいない


じゃあ、男たちに囲まれているのは…


そう思った矢先、男たちの隙間から女性の顔が見えた

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