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嫌いじゃなかったの!?
第4章 3ページ目。
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私は佐伯さんに連れられ駅を出て、外にあるベンチに座っていた
佐伯さんは隣に座り買って来たお茶を私にくれた
その頃には私は泣き止んで、財布を出そうとすると止められた
「あの、佐伯さん。
お恥ずかしいところをお見せしてしまった上に、ご迷惑をおかけしてしまって本当にすみません」
私は深く頭を下げて謝った
なんか、前にもこうして謝ったことがあるような…
はぁ。私は佐伯さんに迷惑ばかりかけている。
それでも佐伯さんは優しい声音で
「大丈夫ですよ」
と言った。
年下なのに気を遣わせてしまっている
私がしっかりしなきゃいけないのに、私の心の中は未だ恐怖に支配されている
すると、佐伯さんは
「あの、真嶋さんは男性が苦手なんですか?」
と聞いて来た。