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青い残り火
第3章 第3章
手渡されたコーラを口に含むと、改めて喉の乾きに気付いた。
理恵子は部屋の奥にあるテレビに向かって立ち、髪をかきあげながらゆっくりと振り向いた。
全部飲み干そうとグラスを傾ける一馬の目に、ランジェリーの裾を両手でつまみ上げる女が映った。

男の反応を楽しむように、紐で留められた小さなショーツが露になっていく。

また俺を煽るのか……

グラスを空にした一馬の目に、女の大事な部分が縦に切れてしまっているのが見えた。

「ん?」

確かめようと理恵子に近付くと、彼女は、獲物を確実に仕留める為に足を交差させた。

「あの……」

「なあに?」

「大事なとこ破れてませんか?」

「……ふふっ、いいえ」

「でも今確かに……」

「確かめたいの?」

「はい」

そんな馬鹿な……

彼は、思わずその足元にしゃがみ込んだ。

「ふふっ、キミって本当にかわいいわ」


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