この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
青い残り火
第6章 第6章
「いつ?」

「昨日の放課後、あの門のところで」

見えてきた校門を千紗が指差した。

「私も一緒だったんだよ。急に目の前にきてさ、あの、ちょっといいですか、新田千紗さん、って、ふふっ、ね」

「えへっ、びっくりしたよね」

「ひびったよねー。それでさ、ボ、ボクは去年同じクラスになってすぐから、千紗さんが、す、す、好きでした。い、今はそれしか言えません! って言って走っていっちゃった」

「ええっ?」

「あははは、面白いでしょ」

「やだ桃香、笑わないでよぉ」

困った顔で桃香の肩を押す千紗に恥じらいが見える。

「で、どうするの?」

小さな嫉妬が渦巻いた。
なぜかイラつき、とても桃香のようには笑えない。

「千紗って、三島先生が好きだったんじゃないの?」

芽衣は、責めるような口調の自分に気が付いた。

「あ……」

「うわっ……」

突然校門の脇から噂の渋谷が飛び出してきて、三人の前で立ち止まった。


/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ