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その唇に愛を
第2章 ▽ きっかけ
ーーーそして、試合当日。
試合には私たち以外にも同じ学校の子が観戦に来ていた。
見たことのある女の子が多いことからして、きっと純のファン達なのだろう。
彩香はその軍団に混ざって黄色い声を上げてしっかり応援していたが、私は眺めるだけだった。
ただただ、純がプレイしてる姿を目に焼き付けたかった。
純は本当に上手かった。
素人の私が見ても分かる。
シュートもほとんど外さず、敵のマークを欺いて味方にパスしたり華麗にドリブルで切り抜ける。
ただボールを見失わないように動く、純粋で無垢な風のようだった。
試合には私たち以外にも同じ学校の子が観戦に来ていた。
見たことのある女の子が多いことからして、きっと純のファン達なのだろう。
彩香はその軍団に混ざって黄色い声を上げてしっかり応援していたが、私は眺めるだけだった。
ただただ、純がプレイしてる姿を目に焼き付けたかった。
純は本当に上手かった。
素人の私が見ても分かる。
シュートもほとんど外さず、敵のマークを欺いて味方にパスしたり華麗にドリブルで切り抜ける。
ただボールを見失わないように動く、純粋で無垢な風のようだった。