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哀しい唄
第3章 悪夢
「あなた?海くんのお友達が呼んでるの。行ってきていいかしら?」
「あぁっ。行ってこい。俺、ここで休んでるから。」
早百合が、桃花の側に着いたのを確かめてから、目を閉じた。
目の前に早百合がいても、それは、俺や桃花が知ってる早百合ではなかった。時々、本当の早百合に戻るが、長続きはしなかった…
「クッソ…腹立つな。」
自分に対してなのか、桃花に対してなのか、わからない。いくら、早百合は、薬で認知症の進行を遅らせてるとはいえ、俺や桃花の居ない時に急激に進行するのが怖かった。
ポンッ…ポンッ…
「あなた?海くんね、お腹が空いたみたいなの。私も、お腹が空いたし…。」
車に乗り、近くのレストランへと向かう。
「あぁっ。行ってこい。俺、ここで休んでるから。」
早百合が、桃花の側に着いたのを確かめてから、目を閉じた。
目の前に早百合がいても、それは、俺や桃花が知ってる早百合ではなかった。時々、本当の早百合に戻るが、長続きはしなかった…
「クッソ…腹立つな。」
自分に対してなのか、桃花に対してなのか、わからない。いくら、早百合は、薬で認知症の進行を遅らせてるとはいえ、俺や桃花の居ない時に急激に進行するのが怖かった。
ポンッ…ポンッ…
「あなた?海くんね、お腹が空いたみたいなの。私も、お腹が空いたし…。」
車に乗り、近くのレストランへと向かう。