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哀しい唄
第5章 そして、事件が起こった
ブルーシートが、掛けられた担架…
小さな盛り上がり…
「どいて!」
ドンッ…バサッ…
「…。」
「桃…。」
血だらけのベビーウエアに、傷だらけの隼人の顔…
「いやっ、隼人っ!!いやぁぁぁぁぁぁっ!!」
ドサッ…
「桃花?桃花!!」
「おい、担架、担架!!」
何が起こった?どうしてだ?どうして、隼人が?早百合は?
「なっ、あんた。早百合は?!早百合、どこだ。」
何がなんだか、わからなかった…
気付いたら、病院で、桃花が、ベッドに眠ってた…