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好きになった人
第8章 夏―2.9
たくさん、泣いて叫んでいくと、頭が空っぽなる


すっきりした?


はいっ


よかった、元気になれて?


っ。。。ありがとうございます。。。


そろそろ、戻るか。。。

ゆり、怒ってるだろうな。。。


クスクス笑いながら、携帯電話を見ている

ふいに、電話が鳴り誠が電話に出る

私に、背を向けて話していく

...


どうした?


まこちゃん。。。まだ、帰れない?


ああ。。。ごめん、予定が変わって。。。

ちょっと、都合が悪くなった

迎えに行くのも、遅れるかもしれない


う。。。何で?


ん?どうしたの?



早く、帰りたい。。。


っ。。。我慢できない?


私、拒める自信ない。。。


詩織。。。携帯、どうした?

これ、陸の電話だよな?


取られた。。。


はあっ。。。困ったヤツだな?

すぐには行けないよ。。。?


っ。。。わかった

ごめんね、じゃあ。。。


...


詩織さんですか?


ああ。。。

まいったな。。。


すみません、私のせいですよね?


子供は、気にするな。。。?


頭をポンポンしてくる

優しくて、大きな大人の手にドキドキする


そろそろ、ゆりを迎えに行こうか?


はい。。。でも、どこに?


あー

兄貴達は、今日は奥さんの実家に行ってるから、元々、留守なんだ?


クスクス笑いながら私を見る


え?じゃあ、お母さんは?


さあな?

いつも、騙す側なんだから、たまには、騙された方がいいんだよ。。。

まあ、電話してみるか。。。


誠が電話をすると、お母さんは私達と別れた後、ショッピングしていたようだ


買いすぎて、荷物が多いから迎えに来て?だってさ?


はあっ。。。お母さんらしいな。。。


結局、本当のお父さんには会わなかった

一生、会うことはないだろう。。。

相手の家庭が壊れてしまうなんて、望んでいない。。。

お母さんは、まだ関係を続けるつもりなんだろうか。。。?


何、あれ。。。


お母さんを迎えに行くと、数えきれない紙袋が並んでいる


ゆり、全部、買ったの?


そうよ?


本当に欲しかったヤツは、どれ?


あれ、かな?


小さな紙袋を指を指す


誠が、店に入って行き何かを話している





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