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第8章 夏―2.9

テストが終わった

夏祭りがきた

今年も、お父さんもお母さんも、手伝いにくるらしい

お父さんは、駐車場の案内、お母さんは喫茶店の模擬店だ

誠さんは、璃子のお父さんと、蓮と、焼きそばの模擬店らしい

詩織は、手伝いはなかったはずなのに、人が足りなくて、受付だけ頼まれたようだ

シンデレラの準備をする

いじわるなお姉さんのドレスは、意外にかわいい

髪もセットしてもらうと、みんなが見ている


茉莉、綺麗。。。


そう？

似合わなくない？


陸と目が合うと、近づいてくる


私の手を引いて、呼んでいく

誰もいない、衣装部屋で抱きしめられる


まじで、綺麗。。。


首筋にキスして、手が這ってくる


ん。。。ダメ。。。


だよな。。。せっかく、綺麗なのに。。。？

他のヤツに見せたくない。。。


え？


優しく耳元で囁き、キスしていく

久しぶりの深いキスに、溺れていく


体を、手が這ってくるのがわかる


夏祭り。。。

終わったら、シヨうか？


ドレスが捲られて、下着の上から指がなぞる


ぁ。。。あっ。。。


妊娠しているかもしれないと言ってからは、体を気遣いして、さわるのさえ、してくれなかった

しばらく、ふれられていなかった体が、ビクンと反応してしまう


ぁあ。。。ん。。。


ずっと、我慢してたから、限界。。。なんだけど？


耳を舐めながら、手が這ってくる


続き、後でシヨう？


うん。。。

したい。。。


クスクス笑いながら、衣装を直して、抱きしめられる


あと、7時間は我慢しないとな？


ギュッと抱きついていく


陸の王子様も、カッコいい。。。


だろ？


さっきから、後輩や先輩まで写真撮りに来てたよね？


まあ、カッコいいからだろ？

クスクス笑いながら抱きしめられる


私だけの王子様なら、いいのに。。。？


体が離れて、驚いている


茉莉？

クスクス笑いながらキスしていく


残念。。。今日は、シンデレラの王子様だからな。。。？


そうだね。。。


私だけの王子様だよって言ってくれるのを、少しだけ、期待していた