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完璧なイケメン達に愛されて
第3章 第一印象

side珠音


リビングに行くと

?「きたきた。へぇー可愛いじゃん。」

ピンクバイオレットの髪で、いかにも遊んでますって感じの男の人がそこにいた。

『あのー。どちらさま?』

?「あ、新城奏だよ〜。よろしくね?珠音ちゃん。」

『は、はぁ。』

奏「そんな固くならない。それよりさ、」

奏さんは何するのかって思ってたらいきなり私の耳元に来て

奏「俺といいことしない?今夜空いてるよ?」

そう囁いてきた。

……

『いやです。てか離れてください。』

私は奏さんから距離を取ろうとしたけど

奏「そんな遠慮しないでさ。キスしようぜ?」

……

あなたもですか。


私は躊躇いなく奏さんを殴った。


奏「ってぇ。」

『そういうのは私じゃなくて彼女にやってください!』

私がそう言うと

?「見たか?奏が殴られてる。」

?「初めて見た。」

夏「珠音ちゃん、本当面白いね。」

蓮「俺もさっき殴られた。」


いつの間に集まっていたのか夏樹さんや蓮さんを初め、ダイニングテーブルを囲んで座っている4人の男の人が私のことを見ていた。

『あの、、、』

夏「とりあえずこっちおいで。珠音ちゃんの席はここ。」

夏樹さんに言われて彼の左隣に座った。

『げ、キス魔その1』

右隣は、キス魔その1の蓮さんだった。

蓮「キス魔じゃねえ。蓮だ。」


さらに前に座ったのは、

奏「いってえー。」

『キス魔そのに。』

奏さんだった。

?「蓮と奏にそんなこと言うやつ初めて見た。」

そう言って笑ったのはダークブラウンの髪で少したれ目の人だった。

?「はじめましてだよね。俺は新城慶一。この中じゃ最年長だよ。」

慶一さんはニコッと笑った。彼の雰囲気もやはり兄弟か夏樹さんと似て優しかった。

慶「よろしくね?珠音ちゃん。」

『あ、はい!よろしくお願いします。』

私はぺこりと頭を下げた。

慶「よし。話は色々あると思うけど食べよう。」

慶一さんの一言で私たちはご飯を食べ始めた。
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