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完璧なイケメン達に愛されて
第3章 第一印象

side珠音
夜ご飯は賑やかだった。
唯「奏、僕の人参食べてくれるよね?」
黒くて短いきのこみたいな髪型をしている男の人は唯っていう人らしい。
奏「自分でたべろよ。俺も嫌いだ。」
唯「奏なら食べてくれると思ったのになぁ〜」
慶「好き嫌いはだめだぞ〜。お兄さん怒だよ。」
唯「慶一、きもい。」
慶「はい。」
そう言って唯さんは残念そうな顔をして食べだした。
『ふふ』
私はいつの間にか笑っていたらしい。
みんなの視線が私に集まってた。
『あ、すみません。おかしなこと言いました?』
何かいけなかったのだろうか。。
夏「そんなことないよ。
ただここに来て初めて笑ったから。」
夏樹さんはにこっと王子様のような笑顔を向けた。
普通の女の子なら落ちるんだろうなぁと、ふと心の中で思った。
ご飯が食べ終わり、私は唯さんとリビングにいた。
他のみんなはお風呂に入ったり、仕事をしていたりとそれぞれだ。
ていうかここの兄弟、顔面偏差値高いよね。
慶一さんは落ち着いた雰囲気で、夏樹さんは優しい雰囲気、奏さんも変態だけども顔だけだったらすごい美人だし、蓮さんもすごくかっいい。そして唯さんは、個人的には、、
『かわいい。』
唯「え?」
気づいたら私は唯さんに向かって言っていたみたいだ。
『え、あ、いや違います。すすすすすみません』
私はとっさに謝ったけど、
唯「いいよ? よく言われるし。」
唯さんはクシャッと笑って
唯「焦りすぎ。」
そう言って私の頭をぽんと撫でたのだけども
びくっ
『やっ。』
あ、しまった。
『あ、すみません。』
私は唯さんの手を払っていた。
唯「僕こそごめんね?」
唯さんはバツが悪そうにした。
『いえ。。私、男の人に触られるの苦手なんです。
だから唯さんが嫌いとかじゃなくて。』
申し訳ないと思い、私は本当のことを言った。
唯「そうだったんだ。ごめんね?これから気をつける。」
『ありがとうございます。』
この家の人は皆(ふたりを除いて)優しいなー。
そう思った。

