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Blood of Love
第5章 気配

「それより、レース様、エミリア様。
そろそろパーティーに戻られた方がよろしいのではないでしょうか?」
「ああ!そうだったわ、あんまり遅いと怪しまれるわよねっ」
「サーター、影の正体を引き続き捜索頼む」
「畏まりました。では、お気をつけて」
再度、大きな扉が開く。
ビュウッと強い風が吹いて、レースがまた私をお姫様だっこをした。
「エミリア、ちょっと風が強いからしっかり掴まってて」
「わかったわ」
そう言って、私達は再び夜空の下を飛んで行った。

