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背徳の主
第8章 顧客NO 041323C 希
シャワーを終え、脱衣室に戻ると新しいバスタオルとドライヤー、それに1枚のTシャツが脱衣籠に置かれていた。

希はブラジャーとパンティを着けて髪を乾かし、Tシャツを着てリビングに戻った。

「テーブルの上に夕飯の弁当がある。インスタントの味噌汁と一緒に食べろ。お湯はポットに入れてる。」

リーダー格の男がゲームをしながら、希に話す。

「今日は弁当だが明日は俺が旨い飯を作ってやるから。」

他の男が口を出すと

「そうそう、ゲーマーにとっては旨い飯と女は必需品だからな。」

また他の男がゲームをしながら賛同する。

希はテーブルに座って弁当を見つめるが、全く食欲が無くお茶だけは飲んだ。

「今晩はそろそろ寝る。今晩はそのマットレスに布団を敷くから辛抱しろ。明日はベッドが入る。」

2人の男が別の部屋から布団を運んできた。

そして男達全員はリビングを出るとドアが外側からロックされた。

希は独りリビングのマットレスに横になり、しばらく泣き続けた。




「おい希、起きろ! 朝だ。」

希は昨晩泣き疲れて眠ってしまった。男の声で拉致されたのが夢でないことを知った。

このリビングには窓が無く、時間の感覚が掴めない。

「起きて顔でも洗え、朝食を持ってくる。」

希がトイレにいき洗顔をする間にテーブルには、パン、ベーコンエッグ、サラダを盛ったプレートが、紅茶とスープ付きで置かれた。

希はテーブルの椅子に座ると静かに食べ始めた。

3人の男達がリビングに来て

「今からベッドを買いに行く、他は?」

「何かあるか?」

希は首を振る。

3人の男達はリビングを出た。

リーダー格の男だけが残り、ネットゲームをしながら希を監視する。

希は朝食を食べ終わり、片付けようとしたら、

「そのままでいい。後で片付ける。」

希は再び椅子に座っていると

「希、こっちに来い。」

希は怯えながらリーダー格の男に近づく。

「俺の横に座れ。」

希は幅広い1人用のシートに座った。

男の右手が希の背中に回され、体を引き寄せて唇を重ねた。

「うっ……」

長いキスだった。

希は男から逃れようとしたが、結局諦めた。

男は唇を離すと

「Tシャツを脱いでブラジャーを取れ。」

悪夢がまた始まった。

希が躊躇していると、

「昨日の俺の話を理解していないのか?」



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