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背徳の主
第8章 顧客NO 041323C 希
店員は別のショーケースから二つのローターを持ってきた。

「これを乳房に装着すると、中のローターが回転して乳輪と乳首を舐める感覚を与えます。あと乳首をこの窪みに入れておけば、間欠吸引します。」

希の目が輝いた。

「それも下さい。」

「それでは、DVD付きのVRとファックマシン、それにニップルローター、以上でよろしいですか?」

「はい。あの…支払いはクレジットカードでもいいですか?」

「はい。対応できます。お客様、当店の会員になられますか?」

「会員になられますと当店及び「Mid Night」でのお買い物が全て1割引になりますが?」

「じぁ、会員になります。」

「ありがとうございます。それでは、この用紙に必要事項をご記入下さい。それと会員様は購入された商品のサンプル試用ができます。」

「試用とは、試しに使うことですか?」

「はい。納得してお買い求めて頂くが当店のモットーです。試用されますか?」

「お願いします。設置や操作方法を教えて下さい。」

「畏まりました。サンプルの準備を致します。」

希は会員登録の用紙に記入する。


氏名 大原 希

年齢 27歳

職業 薬剤師

住所 ○○○市○○○町1-3 ○○○○マンション511

連絡先 080-5469-○○○○

E-mail o-nozomi@○○○○.co.jp

顧客NO 041323C


試用サンプルの準備を終えた店員が、パソコンに入力すると端末から会員カードが出てきた。

「お客様、こちらが会員カードになります。お支払いは、試用がお済みになられましたら、こちらで承ります。それでは、試用ルームへご案内します。」

店員はDVDとニップルローター、人工ぺニスを持って、希を試用ルームへ連れて行った。

通路の一番奥、「試用ルームVR」と書かれた部屋のドアを開けた。

10畳位の部屋の中央にダブルベッドが置かれ、正面の壁には大画面のモニターがある。

ダブルベッドの上には既にファックマシンが設置されていた。

( 結構大きい! ベッドに置けるかなぁ?)

「それでは私が装着まで行いますね。わからないことが有りましたら、言って下さい。」

「お願いします。」

「それでは、手荷物はそこの籠の中に入れて下さい。」



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