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友達のままがいい
第4章 過去(高校生)…
カレとつきあって半年を過ぎた頃に則孝が彼女と別れたことを聞いた。
強がって笑っている彼を見て気にならないはずがない。
声をかけて昔みたいに話したいと思う。
だけど、それをカレが嫌がる。
昔の私の気持ちを知っているカレは私が彼に近づくのを許さない。
だから私も彼に近づかない。
校舎が違うカレは放課後毎日私を迎えに来る。
それを待つのが日課となっていた。
友達と待つときもある。
一人待つときもあった。
今日は友達が先に帰り一人教室でカレを待っていた。
一人の時はいつも本を読んでいる。
「まだ帰らないの?」
そう私に声をかけてきたのは彼だった。
いつぶりの会話だろうか。
「うん。彼氏待ち…。則孝は?」
「別に…それより、お前彼氏いたのな?」
私の前の席に座り対面で話しかけてくる。
「今さら??もう、つきあって半年になるよ。…誰かさんは自分のことに夢中だったからねぇ~私のことなんて忘れてたくせに」
意地悪にいう。
頭を掻きながら申し訳なさそうに笑う。
「んっ…ごめん。俺…好きになったら他の事目に入らなくなるタイプらしい…」
「別にいいよ。私も彼氏できたしね」
たわいもない話をしをする。
久しぶりに話すのは楽しかった。
いつだって元の関係に戻れる。
それがうれしかった。
話が弾み、私が何のために教室にいるのかも忘れて話に没頭する。
強がって笑っている彼を見て気にならないはずがない。
声をかけて昔みたいに話したいと思う。
だけど、それをカレが嫌がる。
昔の私の気持ちを知っているカレは私が彼に近づくのを許さない。
だから私も彼に近づかない。
校舎が違うカレは放課後毎日私を迎えに来る。
それを待つのが日課となっていた。
友達と待つときもある。
一人待つときもあった。
今日は友達が先に帰り一人教室でカレを待っていた。
一人の時はいつも本を読んでいる。
「まだ帰らないの?」
そう私に声をかけてきたのは彼だった。
いつぶりの会話だろうか。
「うん。彼氏待ち…。則孝は?」
「別に…それより、お前彼氏いたのな?」
私の前の席に座り対面で話しかけてくる。
「今さら??もう、つきあって半年になるよ。…誰かさんは自分のことに夢中だったからねぇ~私のことなんて忘れてたくせに」
意地悪にいう。
頭を掻きながら申し訳なさそうに笑う。
「んっ…ごめん。俺…好きになったら他の事目に入らなくなるタイプらしい…」
「別にいいよ。私も彼氏できたしね」
たわいもない話をしをする。
久しぶりに話すのは楽しかった。
いつだって元の関係に戻れる。
それがうれしかった。
話が弾み、私が何のために教室にいるのかも忘れて話に没頭する。