この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
友達のままがいい
第4章 過去(高校生)…
一人になった私は、就職も決まりただ卒業を待つだけとなる。
一日一日と平凡に過ぎていき3年間の学校生活も終わる。
学生最後の1日
友達・先生との別れにみんな涙する。
でも私は涙さえ出てこない。
卒業してしまったら彼との接点がなくなってしまうことへの悲しみの方が大きかった。
何度自分から声をかけようと思ったか。
だけど彼を目の前にすると足がすくんで声がでない。
呼び止めることさえできずにいた。
そんな私をジロりと睨みつけて友達を楽しく会話しながら通り過ぎていく。
そんな寂しい日常が終わることへの安堵も少しあった。
今日も彼を遠くから見つけながら最後の姿を目に焼き付けようとする。
最後のホームルームも終わり、友達と先生に最後の別れを軽くして教室を出る。
校舎を回り、校庭を回り、少しだけ感傷に浸る。
一通り回りおえ校門に行くと、そこには友達と騒いでいる則孝の姿があった。
その横を静かに通り過ぎる。
私には気が付かない。
最後まで彼の視界に入ることはなかった。
もう、あきらめてる事なのに、つらい…
一人寂しく最後の道を歩く。
一日一日と平凡に過ぎていき3年間の学校生活も終わる。
学生最後の1日
友達・先生との別れにみんな涙する。
でも私は涙さえ出てこない。
卒業してしまったら彼との接点がなくなってしまうことへの悲しみの方が大きかった。
何度自分から声をかけようと思ったか。
だけど彼を目の前にすると足がすくんで声がでない。
呼び止めることさえできずにいた。
そんな私をジロりと睨みつけて友達を楽しく会話しながら通り過ぎていく。
そんな寂しい日常が終わることへの安堵も少しあった。
今日も彼を遠くから見つけながら最後の姿を目に焼き付けようとする。
最後のホームルームも終わり、友達と先生に最後の別れを軽くして教室を出る。
校舎を回り、校庭を回り、少しだけ感傷に浸る。
一通り回りおえ校門に行くと、そこには友達と騒いでいる則孝の姿があった。
その横を静かに通り過ぎる。
私には気が付かない。
最後まで彼の視界に入ることはなかった。
もう、あきらめてる事なのに、つらい…
一人寂しく最後の道を歩く。