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夜伽月 よとぎづき
第5章 鬼鎧の洞窟
「…いかせてやる」
後ろから激しく突き上げる鬼鎧は、軛の束ねた髪を乱暴に掴みひっぱり、顔を上に向けさせるとその顔に平手打ちを何度も食らわせた。ふたりは繋がったまま、それでも軛は涎を垂らしヘラヘラと笑っている。
軛の顔はみるみる赤く腫れた。
…ひ…酷い。
月は吐き気を催し、口の中に苦みがじわじわと広がり吐いた。
「ふんっ…軛。あんたの交わりは人魚様には、刺激が強すぎるらしい」
それを見ていた野風が、悪意の篭った目で月をにらんだ。
「もっとぉ〜もっとぉ〜。」
軛はそんなことも御構い無しに絶頂に向けて白目を剥き始め、獣の様に喘いでいた。すると鬼鎧は大きな手で軛の首をがしっと掴んだ。細い首は鬼鎧が力を入れただけで折れてしまいそうに細かった。
「げぇ…ぐほっ…。」
軛は、喘ぎ声の変わりにくぐもった音を出した。
「おら…おらぁ…これがオメェは良いんだろう?もっと啼きやがれ!」
鬼鎧も興奮で声が上擦り、ぎらぎらとした脂っこい目で軛の様子を見ている。激しく突かれつつ、ぐいぐいと首を締めつけられる軛。
数分もすると、軛の顔は鬱血し始めて真っ赤になった。
「やめてっ!やめなさいっ!」
月が堪らず叫んだ。
「五月蝿い!黙れ!」
その様子をにやにやと笑ってみていた野風は、突然焚火の中から赤々と燃えた木を引きずり出すと、月へと投げつけた。
ーーーバシッ。
それは 牢屋の木の格子に当たると、小さな火の粉を床にまき散らした。
「あつっ‼︎」
刺すような痛みに思わず月は声を上げた。焼けた木片が手の甲に当たった。慌てて格子から離れて座り込んだ。小さく赤い跡が付き、じわじわとそれが痛んだ。
「お…お…くぅびきぃ〜…締まって来たぞぅ…おぉぉぉ…」
鬼鎧は、恍惚の表情で雄叫びをあげ、軛の尻に腰をぐりぐりと押し付けると、大きく円を描きながら、かき混ぜる様に動いた。
「かっ…かっ…」
軛の顔は、どす黒く変わり唇は紫色に腫れ始め、口から泡を吹き始めた。
後ろから激しく突き上げる鬼鎧は、軛の束ねた髪を乱暴に掴みひっぱり、顔を上に向けさせるとその顔に平手打ちを何度も食らわせた。ふたりは繋がったまま、それでも軛は涎を垂らしヘラヘラと笑っている。
軛の顔はみるみる赤く腫れた。
…ひ…酷い。
月は吐き気を催し、口の中に苦みがじわじわと広がり吐いた。
「ふんっ…軛。あんたの交わりは人魚様には、刺激が強すぎるらしい」
それを見ていた野風が、悪意の篭った目で月をにらんだ。
「もっとぉ〜もっとぉ〜。」
軛はそんなことも御構い無しに絶頂に向けて白目を剥き始め、獣の様に喘いでいた。すると鬼鎧は大きな手で軛の首をがしっと掴んだ。細い首は鬼鎧が力を入れただけで折れてしまいそうに細かった。
「げぇ…ぐほっ…。」
軛は、喘ぎ声の変わりにくぐもった音を出した。
「おら…おらぁ…これがオメェは良いんだろう?もっと啼きやがれ!」
鬼鎧も興奮で声が上擦り、ぎらぎらとした脂っこい目で軛の様子を見ている。激しく突かれつつ、ぐいぐいと首を締めつけられる軛。
数分もすると、軛の顔は鬱血し始めて真っ赤になった。
「やめてっ!やめなさいっ!」
月が堪らず叫んだ。
「五月蝿い!黙れ!」
その様子をにやにやと笑ってみていた野風は、突然焚火の中から赤々と燃えた木を引きずり出すと、月へと投げつけた。
ーーーバシッ。
それは 牢屋の木の格子に当たると、小さな火の粉を床にまき散らした。
「あつっ‼︎」
刺すような痛みに思わず月は声を上げた。焼けた木片が手の甲に当たった。慌てて格子から離れて座り込んだ。小さく赤い跡が付き、じわじわとそれが痛んだ。
「お…お…くぅびきぃ〜…締まって来たぞぅ…おぉぉぉ…」
鬼鎧は、恍惚の表情で雄叫びをあげ、軛の尻に腰をぐりぐりと押し付けると、大きく円を描きながら、かき混ぜる様に動いた。
「かっ…かっ…」
軛の顔は、どす黒く変わり唇は紫色に腫れ始め、口から泡を吹き始めた。