この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淳、光と闇
第7章 小さな命 武への愛
食堂を出た二人は
病院の正面玄関へ向かった。
既に外来は終っていて
人の通りは少なく
通りいく人は
面会者だけになっていた。
二人はしっかりと手を繋ぎ
正面玄関に設置してある
エアーカーテンの前に立った。
「お姉ちゃん…
俺…ここから…出たい…」
「駄目よ…武…
まだ抵抗力がないから…
出たらすぐに病気に
掛かってしまうわよ。」
「それでも…出たい…
お姉ちゃん、俺…
もう一度…
外へ出たいんだ。」
「出れるわよ…
必ずね…」
「その言葉…
信じて良いの?」
武は淳の目を真剣に見ている。
病院の正面玄関へ向かった。
既に外来は終っていて
人の通りは少なく
通りいく人は
面会者だけになっていた。
二人はしっかりと手を繋ぎ
正面玄関に設置してある
エアーカーテンの前に立った。
「お姉ちゃん…
俺…ここから…出たい…」
「駄目よ…武…
まだ抵抗力がないから…
出たらすぐに病気に
掛かってしまうわよ。」
「それでも…出たい…
お姉ちゃん、俺…
もう一度…
外へ出たいんだ。」
「出れるわよ…
必ずね…」
「その言葉…
信じて良いの?」
武は淳の目を真剣に見ている。