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淳、光と闇
第9章 淳、屈辱の夜
「まずい!!」

「お前…何してる?」

どすの利いた声がバーテンを襲った。

「俺は…こいつと一緒に…
更正する…」

「馬鹿か?お前を
受け入れるところはないぞ?」

「それでも俺は…
こいつとやり直す。」

「死にたいのか?」

「死んでも…
こいつだけは…守る…」

「そんなに死にたいのなら…
望み通りにしてやる…」

淳はバーテンの手を握って走り出した。

「お前だけでも…」

「馬鹿か?あんたは?」

怒りながら二人は必死になって走った。

マスターは部下と一緒に追いかけてくる。

「逃げ切れない…」

淳はそう思った。

一人なら…しかし、この男を…

置いてはいけない。

「誰か…助けて…」

僅かな差で逃げている淳とバーテン。
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