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淳、光と闇
第9章 淳、屈辱の夜
「では尚更…
警察へ連れて行きなさい。」

由美は静かに二人に告げた。

「かしこまりました…」

マスターと部下達は二人に引きずられて

警察へと連れて行かれた。


「た、助かった…」

ヘナヘナと崩れ落ちた淳…

「まぁまぁ…
淳ちゃん、一体どうしたのです?」

由美は笑いながら淳に近づいてきた。

淳は由美の顔を見ると

「ゆ、由美さん…
淳は…淳は…
怖かった…怖かったよぅ…」

と由美に泣きついてわぁわぁと泣いた。

「あらあら…
もう大丈夫ですよ…」

優しく頭をなでる由美。

みると一人の男が由美に頭を下げている。

「話を…聞かせてね…」


由美は淳とバーテンを省吾の下へ

連れて行った。

「失礼致します…」

「入りたまえ…」

中に入ると省吾は書き物をしている。
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