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淳、光と闇
第9章 淳、屈辱の夜
省吾は頭を上げるとそこには

淳が半べそで立っていた。

「お、おぉぉ…
淳ちゃん、淳ちゃんではないか。
ん?どうした?何があった??
そこの男性は?」

由美が説明を始めた。

「そうかそうか…
淳ちゃん、怖い思いをしたな。
もう大丈夫だ…」

優しく淳の頭を撫でる省吾。

「だ、旦那様…
淳は、淳は…
怖い想いを致しました。
怖かった…怖かったのです…」

そう言って省吾に抱きついて泣いた。

「可愛そうに…
で、そちらは?」

バーテンは今までの経緯を話した。

話を聞いているうちに省吾の顔色が

みるみる変わっていった。

「貴様…淳ちゃんに
何と言う事を…
そこへ直れ!!」

激しくバーテンを叱咤する省吾。

「だ、旦那様…
違うのです…」

「淳ちゃん、何が違うと言うのかね?」

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