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淳、光と闇
第11章 片羽の天使
「先生…どうしたの?」
「あのね…恵ちゃん。
これから先生がお話しすることは
とても大切なことです。
そして恵ちゃんにとってとても悲しいことです。」
「先生…恵が悲しい?」
「そう…とても悲しいの。」
「何でしょう?」
「あのね、恵ちゃんの病気は…
恵ちゃんの腕に悪い巣を作ってしまったの。
それでね、その巣を取らないと
病気は腕から体中に移って…
恵ちゃんは死んでしまうの…
だからね…」
そこまで言うと恵は
「やだ!!腕は…
無くしたくない!!」
じっと淳を見つめながら答えた。
「恵ちゃん…」
恵はしっかりした表情で淳に語りかける。
「先生…恵の腕…
どうして片方か知ってる?」
「話は聞いてますよ。」
「本当は…違うの…」
「え?」
淳が聞いた話は恵は交通事故で
片腕をなくしたと聞いていた。
しかし、事実は違うのか?
「あのね…恵ちゃん。
これから先生がお話しすることは
とても大切なことです。
そして恵ちゃんにとってとても悲しいことです。」
「先生…恵が悲しい?」
「そう…とても悲しいの。」
「何でしょう?」
「あのね、恵ちゃんの病気は…
恵ちゃんの腕に悪い巣を作ってしまったの。
それでね、その巣を取らないと
病気は腕から体中に移って…
恵ちゃんは死んでしまうの…
だからね…」
そこまで言うと恵は
「やだ!!腕は…
無くしたくない!!」
じっと淳を見つめながら答えた。
「恵ちゃん…」
恵はしっかりした表情で淳に語りかける。
「先生…恵の腕…
どうして片方か知ってる?」
「話は聞いてますよ。」
「本当は…違うの…」
「え?」
淳が聞いた話は恵は交通事故で
片腕をなくしたと聞いていた。
しかし、事実は違うのか?