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淳、光と闇
第13章 小さな卒業式
「そうか…
うんうん、それぞれが
うまくいかない悩みを
持って、それには
お金が絡んでいるが
個人的にはみな
淳が講師を続けるのには
賛成のようだね?」
「はい…」
「では、淳はどうかね?
講師を続けたいかね?」
「旦那様…淳は…淳は…
あの子達と離れるのは…
辛いのです…
出来れば…許されるなら…
淳は講師を続けたいのです…」
半泣きになって淳は省吾に訴えた。
「そうか…
分かった…」
省吾はその場に座って
目を瞑って考え込んだ。