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淳、光と闇
第13章 小さな卒業式
「そ、それは…」
「大切なのはそこなんじゃよ…
院長だって竜馬だって
その気になれば淳の
経費くらいはすぐに出せるさ…
しかし、経費を出してそれで全てが
解決するとは限らない。
だから、こうして雁首揃えて
思案しているのじゃよ。」
「うっ…」
「ゆりちゃん、下がりなさい!!」
「はい…」
省吾は淳に
「淳ちゃんよ…
そんなに子供達が好きか?」
「はい…旦那様…
淳は…子供達が好きで…
今は…別れとうございません。」
「そうか…
では、施設の講師をボランティアで
続けるというのはどうじゃ?」
「それは構いませんが…
時間が…」
「時間は…待つものではない。
与えられるものでもない…
作るものじゃよ。」
省吾はそう言って立ち上がった。
「大切なのはそこなんじゃよ…
院長だって竜馬だって
その気になれば淳の
経費くらいはすぐに出せるさ…
しかし、経費を出してそれで全てが
解決するとは限らない。
だから、こうして雁首揃えて
思案しているのじゃよ。」
「うっ…」
「ゆりちゃん、下がりなさい!!」
「はい…」
省吾は淳に
「淳ちゃんよ…
そんなに子供達が好きか?」
「はい…旦那様…
淳は…子供達が好きで…
今は…別れとうございません。」
「そうか…
では、施設の講師をボランティアで
続けるというのはどうじゃ?」
「それは構いませんが…
時間が…」
「時間は…待つものではない。
与えられるものでもない…
作るものじゃよ。」
省吾はそう言って立ち上がった。