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淳、光と闇
第13章 小さな卒業式
「旦那様…
お気持ちは淳は嬉しく思います。
ですが淳は看護師ですよ?」

「だから…講師長なんじゃよ」

「はぁ…」

「淳ちゃん、時間がある時は
講師となって今まで通り勉強を教えて…
本業や副業の時はそちらに打ち込めばよい。
今まで通り子供達と時間の許す限り…
勉強に励みなさい…」

説明を聞いた淳はすでに

涙を止める事が出来なかった…

「だ、旦那様…」

「淳ちゃんの子供達への
熱い想いがわしを動かした…
それだけじゃよ…」

省吾は泣きついた

淳を優しく受け止めて

「これで…
また子供達に会えるな?」

「はい…旦那様…」

一同はあっけにとられて

「淳ちゃん、貴方…
省吾様に何をしてるの?」

省吾は笑いながら

「淳ちゃんは…わしに…
夢を運んでくれるのじゃよ。」

そう言って笑った。
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