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淳、光と闇
第15章 淳とレッドスコルピオン
「礼なんか良いよ…」
「あの…お名前だけでも…」
「名前か…?
名乗るほどの名前ではない。
それより…
これを着て帰りなさい。
そんな破れた服では…
抱いて下さい…
と言っているようなものだ。」
そう言って自分の
着ていた真っ赤なコートを
淳に着せてくれた。
「あ、ありがとうございます。」
「そのコートはあげるから…
返さなくても良いよ…」
「え?良いのですか?」
「構わないよ…
それより早く帰りなさい…
ここは、夜は危険だから…」
「はい…」
淳はコートを着て小走りで走り出して
途中で振り返り頭を下げた。
女性はそんな淳をじっと見ていた。
寮に帰ると淳は
襲われたショックで
体がガタガタと震えた。
しかし、赤いコートを見て
「素敵な人だったな…」
そう思った。
「あの…お名前だけでも…」
「名前か…?
名乗るほどの名前ではない。
それより…
これを着て帰りなさい。
そんな破れた服では…
抱いて下さい…
と言っているようなものだ。」
そう言って自分の
着ていた真っ赤なコートを
淳に着せてくれた。
「あ、ありがとうございます。」
「そのコートはあげるから…
返さなくても良いよ…」
「え?良いのですか?」
「構わないよ…
それより早く帰りなさい…
ここは、夜は危険だから…」
「はい…」
淳はコートを着て小走りで走り出して
途中で振り返り頭を下げた。
女性はそんな淳をじっと見ていた。
寮に帰ると淳は
襲われたショックで
体がガタガタと震えた。
しかし、赤いコートを見て
「素敵な人だったな…」
そう思った。