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淳、光と闇
第18章 淳、命の重さ
「はい…」
淳は詰め所で横になる。
その頃、雄太はみゆに
「看護婦さん、
お願いがあるの。」
「何です?雄太君…」
「あのね、先生を
おうちに帰してあげて。」
「はい?何でです?」
「先生は、僕の為に
寝ないで看病して
僕、これ以上は辛い…」
「雄太君、そんな心配は
無用ですよ?
先生は強いから大丈夫!」
「それだけではないの。
先生は僕に
何年生きたかではなくて
何年生きれたか?
を教えてくれた。
僕はそれが嬉しかった。
それまでの僕は
死ぬのが怖かった。
でも、先生は僕に勇気を
与えてくれた。
だから、僕は死ぬのは怖くない。
先生を休ませてあげて。」
「分ったわ。
でも先生は雄太君の
そばが良いって…」
「… … 」
「ねぇ…雄太君?」
「なに?」
「雄太君はさっき
死ぬのは怖くないって
言ってたけど。
私なら死ぬのは怖い。
どうして雄太君は
死ぬのは怖くないの?」
淳は詰め所で横になる。
その頃、雄太はみゆに
「看護婦さん、
お願いがあるの。」
「何です?雄太君…」
「あのね、先生を
おうちに帰してあげて。」
「はい?何でです?」
「先生は、僕の為に
寝ないで看病して
僕、これ以上は辛い…」
「雄太君、そんな心配は
無用ですよ?
先生は強いから大丈夫!」
「それだけではないの。
先生は僕に
何年生きたかではなくて
何年生きれたか?
を教えてくれた。
僕はそれが嬉しかった。
それまでの僕は
死ぬのが怖かった。
でも、先生は僕に勇気を
与えてくれた。
だから、僕は死ぬのは怖くない。
先生を休ませてあげて。」
「分ったわ。
でも先生は雄太君の
そばが良いって…」
「… … 」
「ねぇ…雄太君?」
「なに?」
「雄太君はさっき
死ぬのは怖くないって
言ってたけど。
私なら死ぬのは怖い。
どうして雄太君は
死ぬのは怖くないの?」