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淳、光と闇
第20章 トランぺッター龍二、悲しみのレクイエム
省吾は
「君の心の籠った音色が
わしを動かした。
それにあの音色は悲しすぎる。
ここにいる由美君や
わしの可愛い
淳が悲しい思いをするのを
わしは我慢できなかったんじゃよ。」
さゆりが龍二に
「すぐに支度をしてください。
時間がありません。」
「は、はい!!」
こうして樹里はアメリカに旅立った。
龍二は次の週に仕事を
片付けてアメリカに渡る。
樹里はアメリカに渡る前の日に
999羽目の鶴を折って詰所に届けた。
「後一羽ですが…
一羽は…私、生きて帰れたら
最後の一羽を折って完成させます。」
そう言って淳に
999羽の鶴を差し出した。
「君の心の籠った音色が
わしを動かした。
それにあの音色は悲しすぎる。
ここにいる由美君や
わしの可愛い
淳が悲しい思いをするのを
わしは我慢できなかったんじゃよ。」
さゆりが龍二に
「すぐに支度をしてください。
時間がありません。」
「は、はい!!」
こうして樹里はアメリカに旅立った。
龍二は次の週に仕事を
片付けてアメリカに渡る。
樹里はアメリカに渡る前の日に
999羽目の鶴を折って詰所に届けた。
「後一羽ですが…
一羽は…私、生きて帰れたら
最後の一羽を折って完成させます。」
そう言って淳に
999羽の鶴を差し出した。