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第23章 救急救命の死闘

「はい！！」

今度は動きながら返事をする淳。

そんな日が三日ほど続いたが

相変わらず健に

「動きが、判断が遅い！！」

と叱咤される。

「はい！！」


三日目を終えて淳は考え込んだ。

どうして自分の動きが遅いのか？

考え込んだ淳が出した答え。

四日目の淳は非番だったが

浩太に頼み込んで

一日見学させて貰う事に。


その日は夢子や咲が

２４時間勤務の日だ。

淳はじっと二人の動きを見ていた。

二人は先を読み指示が出る頃には

すでにスタンバイしている。

淳はスタッフや医師の動き、

看護師の動きを観察していた。


次の日、淳は２４時間勤務に着いた。

すぐに患者が運び込まれる。

「おい、メス！！」

健が手を出すと同時にメスが。

「あれ？」

見ると健が手を出すと同時に

メスや手術器具を用意して

淳が待ち構えている。