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淳、光と闇
第23章 救急救命の死闘
「たった半月で
あいつは看護師を束ねてしまった。
生まれながらに看護師ってか?」


そして今日で淳が救急救命から

第一内科へ帰る日。

その日は珍しく急患は皆無。

浩太と健、咲に夢子らが淳の

送別会をささやかに開いた。

それは…誰もが淳の努力を認め

その類まれな才能を認めたからだ。

「皆さん、半月でしたが
お世話になりました。
私、ここで多くを学びました。
命の最前線、命の重さを学びました。
有難うございました。
どうぞ、お体だけは大切に…」

淳は深々と頭を下げて挨拶をした。

健が

「おい、俺が仕事しすぎで
体を壊したら
第一内科へ入るから
ベッド開けておけ。」

そう言うと淳は

「先生…
煙草、半分に減らして下さいな?
それと第一内科は基本禁煙ですよ?」

そう言って笑う。

「タバコが吸えないなら
行かない…それに
お前みたいなじゃじゃ馬が
看護師なら治る物も治らない」

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