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淳、光と闇
第23章 救急救命の死闘
「あの…野郎…」

笑いながら健は夢子に

「婦長!あの淳とか言う看護師。
俺に盾ついてばかり。
しかし、腕は立つ…
あいつを救急救命に
引っ張れないか?」

夢子は笑いながら

「先生?
先生も淳ちゃんの
ファンになりましたか?」

「ファン??」

「あの子は
あぁやって
人の技を盗み成長していくのです。
それが異常に早い。
あの子が天才と言われる由縁です。」

「天才ね、
俺には努力の塊、
努力の鬼にしか見えないが…」

健はそう言って煙草を旨そうに吹かした。

咲が淳に

「淳ちゃん、凄いよ。
普通なら半年は掛かるのに…」

「咲ちゃん、私…
半月しかいれないのよ?
半年も待てないよ…」

淳はそう言って笑う。

やがて半月が過ぎて

看護師とスタッフは新規で補充され

淳は看護師に引継ぎを行った。

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