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初めての浮気
第6章 春・・
私たちはレンタカーで青い湖(オコタンペ湖)を経由して目的の洞爺湖へと向かい、やがて小高い山の頂上にそびえるそうに建てられたザ・ウィンザーに到着したのです。


『うわぁ。ステキ! 見て! ロビーがあんなに大きなガラス張りになってるよ。すごく豪華なホテルだね。ほら。こっちは洞爺湖が見えるよ。キレイねぇ。ねぇ。Mさんは、ここに来るの何回目?』


【まあ 初めてではないけど・・・そんなには・・・(苦笑)】


『(笑)うふふ。もう許してあげないとかわいそうだもんね。ねぇ。早くお部屋に入って休憩しましょ。』


そこは上層階にあるスイートルーム


『キャ〜。すごいお部屋! 広いし見晴らしもいいし・・あっ!ジャグジーもあるよ! まるで新婚旅行に来たみたい。でも・・このお部屋ってすごいお値段じゃないの?』


【気に入ってくれた? R美と初めてのお泊まりだから、ちょっと奮発しちゃったけどね。でも時間はお金じゃ買えないからさ。】


『Mさん・・・いつもありがとう。いつもこうして・・(涙)』


【また泣いちゃって(微笑)何か飲む ?】


『ううん。Mさんにくっついてたい。』


【R美はホントに泣き虫の甘えん坊さんなんだから・・おいで】


『うん。抱っこぉ!』


人は、それが多かれ少なかれ、何かを演じて生きているのではないでしょうか。ある人は無理をしてまで分割払いで買い求めた中古の高級車に乗って【お金持ち】を演じてみたり、ある人は多大な自己犠牲のもとに【良い人】を演じていたりもします。特に彼女のように容姿の美しい女性は【美人】というだけで、勝手に一人歩きしてしまった彼女のイメージを彼女自身が意識して、そのイメージを演じるために肩をいからせていたのでしょう。一般的に美しい女性の第一印象に、どこか冷たさを感じるのは、そのせいかもしれません。しかし、本当の彼女は泣き虫で甘えん坊の可愛い女性だったっのです。


『私ね。ここに来るまでの間、車の中でね。ずっとMさんの横顔を見ていたの。ただ、好きっていうだけの単純なものじゃなくて・・う〜ん。うまく言えないんだけど・・とにかくMさんは私にとってすごく大切な人なの。私・・いつも【甘え下手】だって言われて来たけどMさんにだったら、こうして素直に甘えていられるもの。』





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