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支配~control~
第1章 破滅への入口
お店を出て、足早に歩いて行く。
「ちょ…待ってください」
スカートの中がスースーして、変。
やだ…。
短いスカートが捲れてしまわないか、ドキドキしてうまく走れない。
「ほら、早くおいで」
立ち止まって手を出してくれる。
その姿にドキッと大きく胸が高鳴って、そんな気持ちを隠して、差し出された手を掴んだ。
大きくて少し筋張ってるその手は、すっぽりと私を包み込んでしまう。
その手に引かれて歩く…。
「あの、どこに…」
純さんはその問いに笑顔で応えるだけ。
なぜ、私は逃げないのか…。
なぜ、ついて行ってしまうのか…。
あの日のことを思い出すと、怖い…。
けど、どこかで、あれが本当の私なんじゃないかって…。
そんなことを考えてしまう。
「着いたよ」
グルグルといろんなことが頭の中を駆け巡っている間に着いたそこは、初めて足を踏み入れる場所だった。
「ちょ…待ってください」
スカートの中がスースーして、変。
やだ…。
短いスカートが捲れてしまわないか、ドキドキしてうまく走れない。
「ほら、早くおいで」
立ち止まって手を出してくれる。
その姿にドキッと大きく胸が高鳴って、そんな気持ちを隠して、差し出された手を掴んだ。
大きくて少し筋張ってるその手は、すっぽりと私を包み込んでしまう。
その手に引かれて歩く…。
「あの、どこに…」
純さんはその問いに笑顔で応えるだけ。
なぜ、私は逃げないのか…。
なぜ、ついて行ってしまうのか…。
あの日のことを思い出すと、怖い…。
けど、どこかで、あれが本当の私なんじゃないかって…。
そんなことを考えてしまう。
「着いたよ」
グルグルといろんなことが頭の中を駆け巡っている間に着いたそこは、初めて足を踏み入れる場所だった。