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支配~control~
第1章 破滅への入口
足を摺り合わせて歩いてみるが、すぐに秘部が見えてしまいそうで、上手く歩けない。
それでも必死の思いで後をついて行く。

そこには、色とりどりの玩具が壁に掛けられていた。
「茜は何色が好き?」
不意に聞かれて、「赤」と答える。
すると、数ある商品の中から赤色のモノを3つ差し出される。
「…どれが良い?」
差し出された手には、卵形のモノ、イボイボがついているモノ、そして イチゴの形をしたモノ…。
それぞれのパッケージには、 『初心者にお勧め』とか『確かな振動でエクスタシーを…』というような文字が書かれている。

思っていたイメージよりも、全然可愛くて、つい声に出てしまった。
「これ、可愛い…」
「じゃ、これな」
そう言って、2つを棚に戻した。
「え、いや、そんなつもりで言ったんじゃ…」
慌てて否定するが、もう遅い。

純さんはそのイチゴを持ってスタスタとレジに向かった。
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