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支配~control~
第6章 新しい出会い
「待った?」
駅前の待ち合わせ場所に現れた純さんは、普段のスーツとは全く違う雰囲気で、Tシャツにジーンズというとてもラフな格好なのにどこかおしゃれで、見惚れてしまう。
「今来たとこです」
「...嘘つけ」
「え?」
「40分も前から来てただろ」
コツンと頭を小突かれる。
「...?!...来てたんなら声掛けてくださいよ」
待ってる姿を見られていたかと思うと急に恥ずかしくなった。
ドキドキして、ソワソワして、きっと挙動不審だったと思う。
「遅れてごめん...とかしたいって言ってただろ」
昨日私が言ったこと、ちゃんと叶えてくれようとしている。
その気持ちがとても嬉しかった。
「ほら、行くよ」
大きな手が差し出されて。
その手をきゅっと握る。
ふわっと温かくて幸せな空気に包まれて私たちは歩き出した。
駅前の待ち合わせ場所に現れた純さんは、普段のスーツとは全く違う雰囲気で、Tシャツにジーンズというとてもラフな格好なのにどこかおしゃれで、見惚れてしまう。
「今来たとこです」
「...嘘つけ」
「え?」
「40分も前から来てただろ」
コツンと頭を小突かれる。
「...?!...来てたんなら声掛けてくださいよ」
待ってる姿を見られていたかと思うと急に恥ずかしくなった。
ドキドキして、ソワソワして、きっと挙動不審だったと思う。
「遅れてごめん...とかしたいって言ってただろ」
昨日私が言ったこと、ちゃんと叶えてくれようとしている。
その気持ちがとても嬉しかった。
「ほら、行くよ」
大きな手が差し出されて。
その手をきゅっと握る。
ふわっと温かくて幸せな空気に包まれて私たちは歩き出した。