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支配~control~
第6章 新しい出会い
茜とのデート。
こいつが言ったことを全部叶えてやりたくて、久しぶりに柄にもないことをしてると思う。
でも、茜のこの楽しそうな笑顔を見るだけで、俺の心の中にある何かが溶けていく気がした。
アイスティーを飲む茜の姿をじっと見つめる。
「純?」
ふっと目線をずらすと、茜の後ろに見覚えのある奴が立っていた。
「陸」
「お前何してんだよ、デート?」
陸はちらっと茜の方を見てにやにやしながら聞いてくる。
「あ、ああ...まぁ...」
濁しながら答える俺を他所に、陸は近付いてきて茜に話し掛けた。
「初めまし...て」
陸の動きが止まったのがわかった。
それは一瞬、ほんの一瞬のことだった。
なのに、なぜか大きな不安が込み上げてきたんだ。
こいつが言ったことを全部叶えてやりたくて、久しぶりに柄にもないことをしてると思う。
でも、茜のこの楽しそうな笑顔を見るだけで、俺の心の中にある何かが溶けていく気がした。
アイスティーを飲む茜の姿をじっと見つめる。
「純?」
ふっと目線をずらすと、茜の後ろに見覚えのある奴が立っていた。
「陸」
「お前何してんだよ、デート?」
陸はちらっと茜の方を見てにやにやしながら聞いてくる。
「あ、ああ...まぁ...」
濁しながら答える俺を他所に、陸は近付いてきて茜に話し掛けた。
「初めまし...て」
陸の動きが止まったのがわかった。
それは一瞬、ほんの一瞬のことだった。
なのに、なぜか大きな不安が込み上げてきたんだ。