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Hounds of Love
第1章 幼なじみから恋人へ
「いい加減、俺も我慢出来ねぇわ」
ハルは私の腕を強くぎゅっとつかんだ。
「痛っ...」

「お前ちょっと来い」

「痛いよ...ちょ..離して」
すごく怒ってる感じ...。

ハルは自分の部屋に着くまで私の腕を離してくれなかった。

「ちょっと...何するの」

久しぶりのハルの部屋。
昔はしょっちゅう遊びに来てたけど、中学にあがったくらいから急に減った。

確かそのくらいから。
私がハルに対して可愛いげのないことばっか言うようになったのは。

「お前が悪いんだからな」
そう言うとハルは、いきなり唇を合わせてきた。
「...ん」
え、え、え、.....。
頭の中が真っ白。
今、何されてるの。

動揺する私をよそに、ハルは器用に舌を絡める。
「ふあ...」
ぐっと腕で抵抗してみても離れてくれなくて、舌の動きがどんどん激しくなる。

やっと離れてくれた時には、口からやらしくどちらのかわからない涎が垂れ流れていた。

力が入らない。
ハアハアと吐息が漏れる。

「お前...そんな涙目んなって感じてんの?」
ハルはニヤっと笑った。

「そんなことな...」
また可愛げのないことを言おうとした口を塞がれる。
今度はその唇が少しずつ下に下がっていって、首筋をツーっと舌が這った。
「ん...やめ....ハア...ちょ..ほんとやめ....あ..っ」

「ナツ...それ、抵抗してんの?ただ感じてるようにしか見えないんだけど」
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