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伝わらない想い
第8章 人を愛するということ
「それをただの優柔不断って言うんだ」

仕事終わり、今日は優希からのメッセージがないと分かり心做しかホッとして、純を呼び出した。
そして今の状況を話したら、ビシッと切り捨てるように言われた。

「そんなこと解ってる」

「じゃあいつまでもぐだぐだ言ってないでなんとかしろよ」
いつにも増して厳しい言葉を投げ掛けられる。

「そのなんとかってのが分からないから相談してるんだろ」

「そんなもんはっきり言ってやるしかねぇだろ」

「はっきりって?」

純は呆れた顔で大きく息を吐いて、続けて言った。
「お前とはやり直す気はない」
「だから毎日メッセージ送ってくるな」
「仕事終わりに待たれるのも迷惑だ」
「やめてくれ」
.......「そう言うしかないだろ」

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