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伝わらない想い
第3章 恋か友情か
すぐに戻ってくる。

そう思っていたのに、陸は途中で立ち止まって話をしてる。

よく見るとそれは、陸とよく一緒にうちの店に飲みにくる純で。
純の前にいる女の人にペコっと頭を下げる陸の姿が見えた。

その女の人はすごく可愛い人で。
目がキラキラしていた。

私とは正反対な姿。

背が高くて、スタイルがよくて、一見キツそうに見えるけど実は穏やかそうな...。

そんな女の人を交えて話をする陸の様子がおかしいことは遠くにいてもすぐにわかった。

そんな陸を見ていたくなくて、私は目の前の珈琲を口にした。
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