この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
伝わらない想い
第3章 恋か友情か
「陸はどうしたいの?」
まるで恋愛相談。
いつも私はこうなんだ。
素直になれない自分が嫌い。
「俺は...みんなが幸せになれれば良いと思ってる」
「偽善者」
「はは、だよな...」
切なそうに笑って陸は続けた。
「偽善者って思われても良いんだ、ただ、俺の周りにいる人には幸せになって欲しい...純にも、あの子にも...もちろん蘭にも」
最後の言葉に、また胸が締め付けられる。
「ごめんな、こんな話」
「ん、大丈夫。いつでも聞くよ」
必死で笑顔を作る。
そして、この相談役とかいう訳分からない地位を確立していくんだ。
「ありがと」
陸の顔は少し穏やかさを取り戻していた。
「ごめん、この後急用出来ちゃってもう行かなきゃ...」
「え?あ、そうなんだ」
「うん、ごめんね...これ、ありがと...」
今言える精一杯の嘘をついて、私は店を出た。
外に出た瞬間、景色が歪んでいく。
苦しい。
息が、できない.....ー。
まるで恋愛相談。
いつも私はこうなんだ。
素直になれない自分が嫌い。
「俺は...みんなが幸せになれれば良いと思ってる」
「偽善者」
「はは、だよな...」
切なそうに笑って陸は続けた。
「偽善者って思われても良いんだ、ただ、俺の周りにいる人には幸せになって欲しい...純にも、あの子にも...もちろん蘭にも」
最後の言葉に、また胸が締め付けられる。
「ごめんな、こんな話」
「ん、大丈夫。いつでも聞くよ」
必死で笑顔を作る。
そして、この相談役とかいう訳分からない地位を確立していくんだ。
「ありがと」
陸の顔は少し穏やかさを取り戻していた。
「ごめん、この後急用出来ちゃってもう行かなきゃ...」
「え?あ、そうなんだ」
「うん、ごめんね...これ、ありがと...」
今言える精一杯の嘘をついて、私は店を出た。
外に出た瞬間、景色が歪んでいく。
苦しい。
息が、できない.....ー。