この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
伝わらない想い
第4章 幸せを願う
『ありがとう』という言葉が好きだ。
何より相手のことを想っている言葉な気がする。

言うのも言われるのも『ありがとう』が良い。

「...今日はもう帰るわ」
そう言って席を立つ。

「明日も仕事?」

「ん、また来る」

「うちはありがたいけど、あんまりお酒飲み過ぎないようにね」
あまり見れない蘭の笑顔に見送られながら俺は夜の街に出た。

キラキラと光るネオン。
まだまだ眠りそうにない夜の街。

いつかのあいつの言葉が頭の中に蘇ってきた。
『陸は優しすぎる』

...。
もう何年も前のことなのに、なぜ今思い出したのか。

「優しすぎる...か...」

なんなんだろうな。
蘭にも言われた、この偽善的な感情がダメなのか...。

それでも、俺は彼女の幸せを願わずにはいられなかった。
/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ