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友達でいるしかない
第3章 初めての彼女
いつもように彼女の手を引き裏庭に連れ出す。
だけどその日は先客がいた。
彼女の小学時代の友達だったような覚えが…
名前は・・・小坂・・・?
あまり記憶がない。

「篠宮くん…ちょっと話いいかな?」

彼女の手が俺から離れ友達の方に駆け出し、その後ろに隠れてしまう。

「何?」

少し不機嫌な声で答える。
余り自分を主張しない彼女の昔からの理解者でいろんなことを相談していつも彼女を守ってきた女。
誰に対しても物怖じしない。
ズバズバと物事をはっきり言うタイプ。
その友達がでてきたということは何か俺に不満があるのだろうと予想はつく。

「もう、美春と別れてくれない?」

「はぁ?」

いきなりの言葉に不機嫌を通してむかついてしまう。

「言葉のままよ。まだ私たち中学生だよ。毎日毎日求めるって…美春のこと大事にしてないじゃない」

「お前には関係ない!俺と美春の問題だけど?」

「美春が自分で言えないから私が言ってるの。今の言葉、美春の気持ちだって思っていいから」

憮然とした態度で言ってくる。
後ろに隠れている彼女は何も言わない。
洋服を握りしめている手が震えてるのが分かる。
その手をみて少し反省する。
少しは自覚があったから。
彼女がその気じゃない時も俺の気持ちを満たすために抱いていた。
抱いて体温を感じていると安心できた。
そして、途中から完全に文香の代わりに抱いていた…

はぁ…俺…なにやってるんだろう…

考えてみると俺ってひどい男でしかない。
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