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欠片
第1章 17歳の頃の俺たち
俺たちは18歳になり、19歳になり、20歳になり、付き合いは徐々に薄くなっていった。
リアル・ラブドールもいつの間にか消えていたが、その行方を気に留める者はいない。あのネクラ女に告発する勇気もないだろう。あのときのレイプ動画はまだ保険として持っているのだから。カトウから送られてきた動画は10件だ。初めて犯したときの物から従順になるまで調教したものまで手元にあり、今でもときどき楽しんで見ている。
初めてレイプしたときのことは今でもよく覚えている。リアル・ラブドールを旧校舎に引っ張りこみ、保健室のベットで処女を奪った。縄跳びの縄で手足を縛り付け、無我夢中でセックスをした。それからはずっと体育倉庫だ。バイブを挿入させたまま手足を縛り、跳び箱の中に閉じ込めて、俺たちは放課後まで放っておいた。帰りに様子を見に行ったら、失禁して気絶していたのを思い出す。
リアル・ラブドールはいつも泣いていた。
今の時代、小学生でもセックスしているというのに、高校生のリアル・ラブドールはセックスに慣れることがなかった。やめて、どうしてこんなことするの、痛い、気持ち悪いとよく叫んでいた。
でも、その声は誰にも届かなかった。
ある日、サエキがクンニの練習がしたいと言い出し、リアル・ラブドールの股間に顔を埋めた。
脚をM字で縛り、俺が左腕、ムロイが右腕を押さえつける。サエキがクンニを始めるとリアル・ラブドールは気持ち悪い、気持ち悪いと泣き出した。
サエキはそんなリアル・ラブドールに見せつけるように舐めていた。割れ目を指で開き、膨らんで先端が覗いているクリトリスを舌でつつく。リアル・ラブドールの体が小さく跳ねた。サエキは何度も何度もクリトリスを舐める。
サエキの唾液で光沢の出たクリトリスは真っ赤に充血していた。
「俺が仰向けになるから、そいつを俺の顔に跨がせろよ。今日はクリトリスを可愛がってやるから」
脚の縄をほどき、顔面騎乗位の体勢にしてから手首を縛り直す。
サエキはマットを枕にして、リアル・ラブドールのクリトリスを舐めやすい体勢にした。
リアル・ラブドールは涙を流しながら悲鳴にも喘ぎ声にも聞こえる声を出す。カトウがサエキの口元にスマートフォンを近付ける。