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彼の秘密
第18章 二人の時間
カラオケを出てから駅に向かった、

出ていくときには副会長はいなくて、鍵は他の店員の人に渡してた。
皆、顔見知りなのだろう

駅についたのは、21:30人は少なくはなかったが運良く二人とも椅子に座れた
俺はすっかり疲れてしまっていたらしく、駅に着くまで寝ていた

彼に起こされて慌てて電車を降りて改札を通る
「すいません、寝てました」

「いいよ別に」
眉間を押すが眠気は取れない
「じゃあまた、明日ここで待ち合わせでいいですか?」

「うん、・・・あのさやっぱ敬語は嫌だなぁ」

「うっ、取れないですよ」

「だろうね、いつか取らせるけど」

「え、えー?」

「俺達、付き合ってるのに敬語こそ違うでしょ俺の頼み聞いてくれないの?」
敬語を頑なに取りたくないのは中学の習慣だ
「そ、それは聞きたいですけど・・・怒らないですか?」

「もしかして、それが理由?」

「そうですよ、今まで敬語使わないと生意気だの言われてすぐ怒鳴られたりしましたし」
本当はまぁ、ボコられたりもしたんだけどそれは言わなくても、言わない方がいいよなぁ

「じゃあ逆に聞くけど雫は彼氏が彼女に敬語を強いる関係って普通だと思うの?」

「・・・普通じゃないですね」

「でしょ?だから普通にさ名前を呼んでほしい」

いきなりの名前呼びとはハードルが高い気もしたがもしかしたら喜んだ顔が見れると思ったら、苦ではない
「さ、ささ、暁(さとる)・・・さん」
やっと言ったが、やっぱり恥ずかしい
顔から火が出たように熱い

ちらっと彼を見ると、ふはって笑って腕を組む
「さ、ばっか・・・でもやっぱりそれがいいねこれからどんどん慣れさせるから」

「えー・・・はい、では明日また」
先輩にはくるりと背を向けて帰ろうとしたら腕を後ろに引かれ頬に何か当たった気がした

「また明日」
耳を撫でるような優しい声が吐息混じりで聞こえて腕を離された

一瞬フリーズして振り替えるが先輩は帰路についてて大きな背中が見える
俺は先程よりも恥ずかしくなって走って家に帰りベッドにダイブし寝ようとしたが
俺は頬に感じた感触が何かを考えるのに必死でもしかしたらなんて思って顔が焼けるように熱く、心臓は張り裂けそうなほど叫んで

結果寝れたのはおそらく4:00を過ぎてからだ
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