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健と舞の過去
第1章 健と舞の過去
「そうだ!!大丈夫だ…
怪我人はいるのか?
何人いるんだ?」

「ここには私一人…
でも後ろのがれきの向こうには
大勢の人がけがで苦しんでいる。」

「大丈夫だ。
すぐに助けてやるからな…」

「有難うございます…
でも私も足にけがをして今も
出血しています。
意識が持ちません。」

「しっかりしろ!!
すぐに助けてやるぞ!!」

健が必死になって叫ぶ。

「あの…
ここに私の赤ちゃんがいます。」

「何?子供がいるのか?」

「はい…赤ちゃんは
お腹を空かせています。
ミルクは…ありますか?」

「すぐに用意する!!
おい!子供用のミルクだ!!
すぐに用意しろ!!」

健が怒鳴った。

「しっかりしろ!!
希望を捨てるな!!
子供のミルクはすぐに用意させる。」

「有難うございます…
でも、用意したミルクは
他の子供にあげて下さいね。
私の赤ちゃんは…
さっき、おなかをすかしたまま
天国に旅立ちました…
私の手の中で旅立ちました…
私は母としてこの子を守らなければいけません。
どうか…他の赤ちゃんを助けて…」
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