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第1章 健と舞の過去

「でも、私から振ってやったの。」

と舞の話。

「なんで？」

「だって…健ったら
私を抱くと言うのよ。」

「ボカ！！バキッ！！バチン！！」

「健先生！！！」

「わ！！だから…
昔話だって！！」

物凄い表情で三人は健に詰め寄った。

「帰ったら美紀婦長に
報告します！！」

「頼むからそれだけは勘弁してくれ…」

泣きそうな健。

「さぁさぁ…
お布団が敷けましたよ。
お部屋はここでいいですね？」

中井が笑いながら言う。

「あの…健先生は
別室ですよね？」

ゆりが仲居に聞いた。