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健と舞の過去
第1章 健と舞の過去
「はい、そうですよ。
でもご希望とあれば…
一緒でも良いですが?」

「絶対に…お断りします!!」


夜更けに健は起きだして海岸線へ降りていった。

海を見ながらビールを飲んでいる。

「眠れないの?」

そこへ舞がやってきて健の横へ座り

ビールを飲み始めた。

「あぁ、眠れないな…」

「そうね…私も…」

「なぁ、舞。」

「なぁに?」

「さっきの話…
ここの病院の話…
舞はどうするんだ?」

「そうね…考えてる。」

「いずれは?」

「私…ここへ帰ってこようかと
思ってるの。
健は?」

「実は…俺もだ。」

「でも、健は救急救命があるでしょう?
それに美紀婦長だって…」

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