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健と舞の過去
第1章 健と舞の過去
「歩けますか?」
「はい、何とか…
しかし、とめさんが…」
舞はとめを担いで
「しっかり…大丈夫…」
と患者二人を従えて廊下を走りだした。
「舞さん、私はもう駄目だ。
二人を…助けて…」
「何を言ってるの!!
必ず助かります。
だから希望を捨てないで!!」
「舞さん、おろして…」
「絶対におろしませんよ!」
「津波だ!!津波が来るぞ!!」
舞たちは窓から大きな津波が押し寄せてくるのを
まじかで見て動けなかった。
「舞さん…
今までありがとう…
患者を…若い命を…
頼みますよ…」
とめはそう言って舞の手を振りほどき
舞から降りてにっこりと笑って
「早く行きなさい…
私を連れていけば貴方達も
助からない…
さぁ、早く!!」
「はい、何とか…
しかし、とめさんが…」
舞はとめを担いで
「しっかり…大丈夫…」
と患者二人を従えて廊下を走りだした。
「舞さん、私はもう駄目だ。
二人を…助けて…」
「何を言ってるの!!
必ず助かります。
だから希望を捨てないで!!」
「舞さん、おろして…」
「絶対におろしませんよ!」
「津波だ!!津波が来るぞ!!」
舞たちは窓から大きな津波が押し寄せてくるのを
まじかで見て動けなかった。
「舞さん…
今までありがとう…
患者を…若い命を…
頼みますよ…」
とめはそう言って舞の手を振りほどき
舞から降りてにっこりと笑って
「早く行きなさい…
私を連れていけば貴方達も
助からない…
さぁ、早く!!」