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健と舞の過去
第1章 健と舞の過去
「おとう…おかあ…」

舞は頭の中が真っ白になって座り込んだ。

「私…全てをなくしてしまった…」

無意識のうちに舞は手に割れたビール瓶の

かけらをもって目を瞑り心臓に突き刺そうとしていた。

「ば、馬鹿ぁ!!!」

近所の人が舞を見つけてビール瓶を取り上げて

舞の頬を張り倒した。

「舞ちゃん!!何してる!!
そんな事して…
両親が喜ぶと思うか?」

「死なせて!!
私…患者さんも…親も失ってしまった…
何も残っていないの!!」

暴れる舞を男は再び張り倒して

「舞ちゃんには残っているじゃないか?
希望と言う光が…」

「希望…?
そんなもの…」

「ある!!絶対にある!!
いいか?今は絶望的な状態だが
必ず立ち直るんだ!!
それには舞ちゃんの看護師としての
腕が必要なんだ!!
諦めるな!!
今は辛いだろうけど…
舞ちゃんより辛い目にあっている
人は少なくないぞ!!」

そう言われて舞は周りを見た。

そこには小さな子供が親に縋って泣いている。

親は死んでいた。
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